グレイヘアの幅
グレイヘアという言葉をやたらと最近耳にしますね。
多分テレビで近藤サトが白髪染めをやめました、というのが話から市民権を得たのだとは思いますが。
けっこう賛否両論ですよね、これ。
でも皆さんに伺ってると、やっぱ
老けて見える
って感じる方が多数派なようですね。
僕は仕事上、皆様の心が納得していれば別にいいんじゃない、という立ち位置ではありますが、そもそも白髪染めってなんか先入観があるような気がしますね。
・いかにも染めました感が嫌
とか
・赤茶けるのが嫌
とか。
いかにも染めました感というのは多分、伸びてきた時に白と黒とはっきり分かれてしまうような状態が嫌なのか、真っ黒に染めるのが嫌、ということなんでしょう。
赤茶けるのが嫌、というのはそのまんま、赤っぽい色味になってしまうのが嫌、まあ結局白髪染めをしましたよというベタな色味になってしまうのが否定的に思われがちといいますか。
まあ確かにヘアカラーをするという立ち位置では、個人的な見解を出せば
せっかくなら楽しめた方がいい
という気持ちはありますね。
え、白髪染めに楽しむとか楽しまへんとかあるんみたいになっちゃうんですけど、例えば
こちらの方。
根元は白髪が出てはいるんですが、全体にハイトーンですよね。
というのは
根元は普通に白髪染めを使っているけど、表面中心にハイライト
を入れさせてもらってるんですよ。
ハイライトって、まあメッシュですね。
メッシュとはいえ、あくまで個性派や奇抜になるんではなく、自然に仕上がるようにイメージしているので、最終的には
これこのように、グラデーションカラーでツヤぽく仕上げてます。
全然白髪染めぽくなくないですか?
伸びてきても、境目は間違いなくわかるのはわかりますけど、パカっと白髪と染めた部分!みたいにツートーンになりづらいですしね。
美容師的に言えば、グレイカラーとファッションカラーという分け方をするんですけど、ファッションカラーって感じに仕上げてます。
だって好き好んで白髪染めをしてるわけじゃない方が多いですからね。
だったら色がキレイに見えた方がいいかなと。
最初に挙げた、いかにも白髪染めしました感と赤茶ける感をなくした、おしゃれ染めのような白髪染め。
グレイヘアを染めないで楽しむのもいいと思いますが、せっかくなら染めて色味を楽しんだり、デザインを楽しんだりしてもいいんじゃないかなという側面もある気がします。
ご参考までに。
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