思い込みもバカにはできないよ
先日お客様から一通のラインがきました。
いやなんて言うか…
パンチ効きすぎですよね。
呪いと言うかたたりと言うか？
いや、言うか？って言われてもな…
というのでね、文面の通り、お約束して話を聞いて差し上げることにしたわけですよ。
でもね、先に申し上げますと、僕霊媒師とかじゃないんすけどね。
一応美容師の端くれなんで、呪いとかたたりとかには一切あの、知識がないですからね。
オカルト好きなだけでね、なんならこの方にも言ったことないですしね、そんなこと。
まあまあでも聞いてくれやとのことやから、聞いてみましたよ。
そしたらどうやら、カメムシに呪われているらしかったんですよ。
は？となってると思います。
わかります。
は？の第一人者ですから。
ある日ベランダのカメムシをビニール袋に入れて捨ててから怪奇現象が起こっていると。
あったかい所におったのに、寒いとこに捨てやがってというカメムシの怨念やと。
なるほどですね。
ないと思うよ。
ないと思うけど、真剣にまいってはる感じやったんでね、それは真剣に聞いてあげないといけませんからね。
なんていうかな、ほら、絶対ストーブ消して家出たけど、あれ？ストーブ消したかな…火事なったらどうしよ…とかね、鍵閉めたよな…？とかの類かなと。
気になったら気にしてしまって不安になるという。
めっちゃわかりますけどね、気持ちは。
僕も高校生の頃、あれは1999年ですわ。
ノストラダムスの大予言というのがありましてな、世紀末に恐怖の大王が空から降ってくるというやつですな。
ある暑い夏の日に当時の彼女と自転車で二人乗りしてたんですよ。
したら、どっかでなんやかんや大きな音と言いますか、声だのなんだのすごいしてたわけ。
やだなーやだなーこわいなーこわいなーなんてあたし思ったわけよ。
もうそれから、あ、これはノストラ何某の大予言や…と思い込んだら、もうダメ。
彼女にごめんおれ帰るわ…！って言って家まで爆走しましたもん。
まあなんのことはない、近隣の家が爆音でテレビ見てただけやったんですけど。
てのがあったんでね、なんかわからないでもないというね。
不安になったりするんも、人それぞれですし、和らげられる受け皿になれたならそれは幸いなことですよ、ってね。
最後どう終わったかですか？
それやったら僕は今年カメムシを50は仕留めてるから、末代まで呪われてますという安心感を与え、四天王寺さんがお祓いやってるみたいなんで、電話番号お渡ししておきました。
（´-`）.｡oO「雑くない？」
雑くないやろ。
むしろちゃんと完結させた方やろ。
ということでね、まあその後はまたお会いした時に聞けたらなと思います。
ていう話。
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